おしらせ
高松宮記念/自己新!マルカフェニックス
栗東 坂路 稍重 50.7-37.1-24.3-12.5 G前強め 条件戦を4連勝し昇竜の勢いで挑んだ前走・阪急杯では5位入線も、他馬を妨害したとして12着降着となったのがマルカフェニックス。 「ゲートからリズムは悪かった。それで、4コーナーではあんな感じで迷惑をかけてしまったし、自分も転びそうだったんですよ。でも、それからあのメンバーのなか5着(5位入線)まで追い上げてきたんですから。正直、自信になりました」 と、管理する松永昌師が語るように、春の短距離王決定戦を前に陣営にはアクシデントで意気消沈した雰囲気は皆無だ。 最終追いは坂路で追われ4F50秒7の好時計をマーク(終いは1F12秒5)。これは本馬の坂路時計自己新記録。1週前も4F51秒8をマークしており、今がデキのピークにあるのは間違いないところ。 「前走のダメージもまったくなし。カイ食いもよく、中間もビッシリやれました。今日は終いだけ重点、という調教でしたが一番速い時計で走ってくれました。今までで一番いいデキでしょう。中京も実績があるし、心配なのはゲートだけ。そんなに人気にもならないでしょうし、楽に眺めて、それでいい結果なら」 と、余裕の表情で指揮官は締めくくった。 人気の中心は昨年の覇者スズカフェニックス。しかし、いまの絶好ぶりを考えれば「フェニックスはフェニックスでもマルカのほうだ!」の実況が響き渡るシーンがあってもまったく不思議はない。