おしらせ
高松宮記念/孝行息子の上村ペールで初のGI制覇へ
美浦 坂路 稍 53.6-38.6-24.8-12.3 強め 昨年は2着、雪辱に燃えるペールギュントが27日、坂路で軽快な動きを披露した。格下とはいえ調教駆けする僚馬テンシノゴールドを追走する形でスタートしたが、直線では格の違いを見せて難なく先着してみせた。終い2ハロンで気合をつけられると鋭く反応し、24秒8?12秒3の好タイムをマーク。 跨った上村騎手は「軽く仕掛けた程度ですが、動きは良かったですよ。前走は直線で不利があり不完全燃焼だったけど、半信半疑で使った去年より態勢は整っている」と、調子はかなりよさそうだ。 「これまで橋口先生のところの馬では重賞の2着が多いんですよ。人気はありませんが一発を狙っていますし、勝って恩返しができればと思っています」と、静かに闘志を燃やしていた。 安定した成績が残せず、人気の株は落としたが、朝日杯FSで3着、NHKマイルCで4着、高松宮記念で2着と短距離戦での実績は十分。開催10日目で馬場も荒れ気味、後ろに有利な流れになれば、GI級の決め手を持つペールギュントが念願のGI制覇を果たしても何ら不思議ではない。