高松宮記念／「速すぎる！」キンシャサ奇跡の時計をマーク

美浦　坂路　良　 48.3-36.2-計不-12.8　一杯 　高い素質を持ちながらも近走は不振が続いているキンシャサノキセキが２７日、坂路で抜群の動きを披露した。テンから終いまでしっかりと伸び、４ハロン48秒3の破格の好時計をマーク。 　中間に挫石のアクシデントがあり一旦は治まったが、先週金曜日の追い切り後に再び挫石になってしまった。一時は出走に黄色信号がともったが、今日の追い切りを見る限りでは問題なさそうだ。同馬を管理する堀師は「中京の1200mはレースがしやすいはず。コーナーまで抑えが利けば、残り600mになるので自然な形で上がって行けるだろう」とスプリント戦には自信があるようだ。 　行きたがる気性が災いして、安定した成績は残せていないが、坂路の時計も示す通り持っているスピードは一級品。1200mの戦績は１着、３着と大崩れはない。この距離なら折り合い面の不安も少なく、能力を全開できるだろう。桶狭間での電撃の６ハロン戦を制すのは快速馬キンシャサノキセキだ。