ダービー卿ＣＴ／サイレント 初重賞へ静かに燃える

美浦　坂路　良　50.5?37.6?25.7?13.2　馬なり 　素質の高さを評価されながらも、いまだ重賞には手が届いていないサイレントプライド。ここ２戦は人気を裏切る結果となっているが、得意のマイル戦で巻き返したいところだ。 　この日の最終追い切りは、坂路で古馬1000万クラスのワイルドソニックとの併せ馬。終始楽な手応えのまま４ハロンは５０秒５をマークし、僚馬にも１馬身先着を果たした。２ヶ月の休み明けになるが、先週もマツリダゴッホと互角の併せ馬を消化しており、状態は文句なしだろう。 　先週の日経賞をマツリダゴッホで制し、２週連続の重賞制覇を目論む国枝師も「状態は本当にいいよ。漁火ＳやディセンバーＳの勝ちっぷりから、力があるのは間違いないんだけどね。あとはレースに行ってこの馬の力を出せるかどうか」と、状態の良さには胸を張った。 　これまで２ヶ月以上間隔が空いたレースは［２,０,１,０］と、抜群の鉄砲実績を誇る。オープンで強い競馬を見せても、重賞勝ちがないためハンデも５７キロにとどまった。このデキの良さ、このハンデなら、あっさり重賞初制覇を成し遂げても不思議はない。