ダービー卿ＣＴ／復活ののろしを上げろ！ シンボリグラン

美浦　坂路　良　 49.9-36.3-24.0-12.2　馬なり　 　近走は不振が続いているシンボリグランだが、前走の阪急杯９着はそう悲観するものではない。いい手応えで直線を向かえたものの、勝負所で前が詰まる不利。それでも最後まで諦めずに脚を伸ばしてきたことは評価できる。再びＧＩの舞台に立つためにもここは負けられない。 　今朝の最終追い切りは、コンビを組む柴山騎手を背に坂路での単走追い。終始馬なりで進められながも、４Ｆ５０秒を切る好タイムをマークした。これには畠山吉師も満足の様子で「力強いフットワークで状態は確実に上昇している。中山は久々だけど問題ないし、折り合いがつく今ならマイルのほうが力は出せる。能力はあるし、このまま終わるような馬じゃない」と自信を見せる。 　中山の芝コースは４戦して[１,１,２,０]と安定感は抜群。このメンバーが相手なら能力的にも見劣りはしない。スムーズな競馬から持ち前の先行力を活かし、他馬をアッといわせたいところだ。