大阪杯／デピュティ 相性抜群の阪神で巻き返す！

栗東　坂路　重　53.1?38.1?24.3?11.9　一杯 　２番人気に推された前走・東京新聞杯は、７着に敗れたエイシンデピュティ。しかし敗因は、東京マイルの厳しい流れに巻き込まれたことと明らか。鳴尾記念の２着を含め、［２.２.１.２］の好相性を誇る阪神の舞台で巻き返しを期す。 　木曜に行われた最終追い切りでは、岩田騎手を背に坂路で単走追い。全体時計は掛かったが、一杯に追われたラスト１Ｆは１１秒９と切れ味をみせた。２ヶ月ぶりの久々を感じさせない動きだ。 　追い切りを見守った野元師は「前走はゴチャつく展開で厳しかったけど、間隔を空けたことで順調に持ってこられた。この条件ならスムーズな競馬ができるはずで、相手は強いけど楽しみはあるよ」と、色気を持っている様子。 　これまで2000ｍは、降着となった昨年の天皇賞しか経験がない。だが降着となったものの2000ｍを１分５９秒２で走っており、決して距離不向きとはいえないだろう。前半ゴチャつく心配が少ないこの距離のほうが、むしろこの馬の渋太さを活かせるはず。強敵が揃ったが、スムーズなら侮れない１頭には違いない。