阪神牝馬Ｓ／桜花賞３着の意地を見せる カタマチボタン

美浦　坂路　重　52.7-38.2-25.1-12.2　馬なり 　昨年の桜花賞でダイワスカーレット、ウオッカに次ぐ３着と好走したカタマチボタンだったが、距離の壁に泣いたオークス以降は身上の安定感が影を潜め、オープン特別で３着はあったものの重賞では２ケタ着順続き。今回は桜花賞以来の阪神コースで復活をかける一戦となる。 　９日の追い切りは坂路で４ハロン５２秒７、ラスト１ハロン１２秒２と好内容。「２週続けて５１秒台の時計を出したから今週は控え目のつもりだったんだけど、それでもこの時計。状態は申し分ないね」と陣営のトーンも高め。「距離短縮は問題ない。むしろ強気に先行できるからプラスなんじゃないかな」と積極策での復活を誓った。 　桜花賞３着までは全てのレースで３着以内と抜群の安定感を見せており、ダイワスカーレットやウオッカを物差しにしても、復調すれば牝馬同士ならあっさり勝っても不思議ではない。距離短縮だが、逃げ馬不在でスローが予想されるだけに、すんなり先行できるだろう。