皐月賞／上積みあり！タケミカヅチ

美浦　坂路　良 50.1-36.9-24.3-12.2 馬なり 　末脚一辺倒だった戦法を脱却し、前走・弥生賞では好位からの差し脚を見せ３着をキープしたのがタケミカヅチだ。「初めての2000ｍでもしっかりこなしてくれた。結果もそうだけど、内から好位でレースを進められたのは大きいね」と、管理する大江原師は着順よりも内容面で前走を評価する。 　皐月賞へ向けての最終追い切りは１６日柴田善騎手を背に、坂路に入ると単走で追われた。道中しっかり折り合い、終いに若干だけ気合を入れられると鋭く伸びる。４Ｆ５０秒１?１Ｆ１２秒２と、陣営が少し慌てるぐらいの好時計をマークした。 「予定よりは速い時計だったけど、無理をさせてのものじゃないからね。先週もいい時計を出していたし、体調がいいんだろう。確実に前より上積みはあるよ」 と、充実の追い切り内容に師は大きく手ごたえを感じている様子だ。 「いつもはレース後にブクブク体重が増える馬だけど、いい意味で気が張ってるのか、今回はそれほどでもない」と陣営。大舞台を迎える雰囲気をこの馬なりに察しているということか。 掲示板を外さない安定感はメンバー中でも群を抜いている。レース運びに進境があり、加えて体調面で上積みもある。混戦からスッと抜け出すシーンがあってもおかしくない。