マイラーズＣ／マイルで新境地を開け！ オースミグラスワン

栗東　坂路　稍重　53.9-38.6-24.6-12.2　一杯 　前走の大阪城Ｓで１年１０カ月ぶりの勝利を挙げたオースミグラスワン。道中はいつものように後方からレースを進め、直線に入ると鮮やかに末脚一閃。メンバー中最速の上がりを３３秒９で他馬を一蹴した走りは、阪神競馬場の観衆に強烈なインパクトを残した。 　今週の最終追い切りは、コンビを組む川田騎手を背に坂路での単走追い。終い重点に追われ、ラスト１Ｆは１２秒２と好タイムをマークした。これには鞍上の川田騎手も手応えを掴んでいる様子で 「前走後の反動も少ないですし、この中間も順調な調整ができました。今日の追い切りでも力強い動きを見せてくれましたし、体調は万全ですよ」と自信を見せる。 　久々の勝利を挙げた前走後は、放牧に出されるプランもあったが、マイラーズＣへの挑戦を選択した。前走のレースぶりや今の状態を考えると、阪神外回りの1600mは絶好の条件。ひとつだけ不安材料を挙げるとすれば当日の馬場状態といったところ。ただ、パンパンの良馬場で行われた場合、今のグラスワンなら久々の重賞制覇を成し遂げるはずだ。