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【今週の重賞】[マイルCS]グランアレグリア 春秋マイル王狙う[東京スポーツ杯2歳S]ダノンザキッド 新馬戦の時計優秀

■11月22日、阪神競馬場でマイルCS(GI、芝1600m)が行われる。

グランアレグリア(牝4、美浦・藤沢和)は、牡馬相手の朝日杯FSで3着、そこからのぶっつけ本番だった桜花賞で快勝と世代最上位級の性能を誇ってきた。昨年暮れ、7カ月ぶりだった阪神Cで5馬身差Vを果たすと、今年の3戦はすべてGIで高松宮記念はハナ+ハナ差の3位入線(繰り上がりで2着)、安田記念でアーモンドアイを寄せ付けず勝利、そしてスプリンターズSでは出遅れながら、鞍上C.ルメール騎手が「信じられない」と述懐する鋭い脚を繰り出しスプリントGIでは決定的とも言える2馬身差の勝利を果たした。牡牝、世代関係なくダントツの現役トップに君臨する短距離ホースだ。阪神Cと桜花賞を快勝した阪神コースなら、舞台設定になんらの不安なし。昨年に続いて春秋マイル王誕生となるか。前走時でプラス12キロと成長分があったにせよ余裕のあるつくり。中間はテンション面に気遣いながら馬なり・単走オンリーだが本数は申し分なく、使った上積みはきっちり見込めそうだ。

サリオス(牡3、美浦・堀)は、昨年の朝日杯FSを2馬身半差でV。春の2冠は続けてコントレイルの後塵を拝する格好となってしまったが、いずれも2着を確保している。秋初戦は強豪古馬勢と初対戦だった毎日王冠。ここで3馬身差を果たし、能力の高さをあらためてアピールした。これで“コントレイル以外には無敗”を続行。朝日杯の勝ちっぷりを見るに、ベストはやはりマイル前後だろうし、ここで春のマイル女王を粉砕する走りがあって不思議はない。復帰戦の前走がいささか手緩い仕上げだっただけに、使われての上積みはかなり大きいはず。先週はダービー時以来となる強い負荷を掛けられた。戸惑ったのか、反応に一瞬タイムラグがあったもののラストの伸び脚は鋭さ満点。このひと追いがいいスパイスとなりそうだ。

ほか、昨年春秋のマイルGIを制したインディチャンプ(牡5、栗東・音無)、香港マイルなど国内外でマイルGIを3勝しているアドマイヤマーズ(牡4、栗東・友道)、昨年の阪神JFを制し今年の桜花賞では2着とコース適性は高そうなレシステンシア(牝3、栗東・松下)、10着に終わったスワンSから本番で巻き返したい重賞3勝馬サウンドキアラ(牝5、栗東・安達)らも上位争いに加わりそう。

■11月23日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳S(GIII、芝1800m)が行われる。

ダノンザキッド(牡2、栗東・安田隆)は、3歳時にシンザン記念3着、今期は米子Sで3着、関屋記念で4着などがあるミッキーブリランテの半弟。宝塚記念当日のデビューで、芝は時計が出にくいコンディションだったがそれを考えると走破時計1分48秒3はかなり優秀な部類だ。そこで3馬身差2着に下したワンダフルタウンは、続く新潟芝1800mの未勝利戦で8馬身差のレコードV。必然的にダノンザキッドの大器ぶりが浮き彫りとなってくる。5カ月ぶり、初の関東遠征、初の左回りと越えるべきハードルは並ぶが、あっさり突破するシーンは十分にありそうだ。先週川田騎手を背にした栗東CWでの併せ馬では、6F79秒台の猛時計をマーク。ほぼ仕上がっている。

ほか、荒削りな走りながら新潟新馬戦で快勝を収めたドゥラヴェルデ(牡2、美浦・木村)、萩Sで2着だったジュンブルースカイ(牡2、栗東・友道)らにも注目だ。

(Text:Nishimura)

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