おしらせ
天皇賞・春/王道を往く!アサクサキングス
栗東 DW 良 86.8-69.9-53.2-38.2-11.4 G前仕掛 前年の菊花賞馬アサクサキングス。データでいえば盾にもっとも近いといえるこの馬が本番に向けての最終追い切りを1日、栗東Dウッドコースで行った。 パートナー・四位騎手が跨った一週前追いでは一杯に併せられ、実戦顔負けのハードなメニューを消化した。その分、直前のここは「終い重点の調整程度」(陣営)。それでも、直線なかばで軽く仕掛けられると鋭く反応し、終い1Fは11秒4と超絶の好時計を叩き出す。 昨年の覇者メイショウサムソン。血の執念で大舞台にたどり着いたホクトスルタン。本格化を果たし阪神大賞典を勝ち上がってきたアドマイヤジュピタ……etcと強敵は揃ったが、「菊花賞馬が春天を制す!勝つのはこの俺!」という主張を、猛時計で強くアピールした格好だ。 「先週ビッシリ追っているので、直前は気負い過ぎないように。終いだけきっちりできたのは、思った通りですよ」と、追い切りを見守った大久保龍師は思惑通りのケイ古ぶりに合格点を出す。中間やや回復に手間取ったが先週のハードトレから一変、絶好の仕上がりぶり。阪神大賞典より大阪杯を選択した陣営の戦略はズバリ、といったところ。 古くはシンボリルドルフ、メジロマックイーン。近年でもディープインパクトやザッツザプレンティらが歩んできた菊花賞勝ち→天皇賞(春)勝ち、という王道。それを今年歩む資格のあるのはアサクサ“キングス”だけだ。