おしらせ
母の良さを受け継いだ良血/アディアフォーン
ご存じ、桜花賞・秋華賞・エリザベス女王杯と牝馬GI3勝を挙げたファレノプシスの5番仔。馬主はもちろん母や姉同様、ノースヒルズマネジメントで、栗東の橋口厩舎に入厩する。 ファレノプシス産駒はこの馬も含めこれまですべて牝馬だが、素質という点においてはどの姉と比べてもトップクラスの存在という評判だ。また、母もかつての阪神ダ1200mの2歳レコードホルダーで、これまでの産駒もどちらかというとダートで好走するイメージがあったのだが「芝でも間違いなくやれる」と関係者も語っているように、この馬に関しては、それは当てはまらないようだ。 「身体つきは上の仔と比べても大きいですし、馬の作りもこの馬が一番いいんじゃないですか。しかも、それでいながら成長途上といった感じで、まだまだ良くなっていきますよ」と、大山ヒルズの神田マネージャーも期待のほどを語る。 しばらくは大山ヒルズでじっくりと調整し、デビューは秋頃の予定だというが、その時にはギリシャ語の音楽用語「狂いのない聴音」に由来する馬名に相応しい走りを我々の前で披露してくれることだろう。