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初戦から勝ち負け期待/トラストブルー

 早くからトレセン入りし、4月下旬からは坂路で入念に乗り込まれているのがトラストブルー(牡、美浦・河野厩舎)。  生産は故・岡潤一郎騎手の手綱で90年NHK杯を勝利、同年日本ダービーに駒を進めたユートジョージや01年フローラSを勝ち同年オークスでは5着と健闘したオイワケヒカリを生んだ鳥井牧場。オーナーは冠号“トラスト”でおなじみの菅波雅巳氏だ。  父フジキセキはサンデーサイレンスの初年度産駒にして、サンデーの最高傑作のうちの一頭。GI朝日杯3歳Sを含む4戦4勝、クラシック本番を前に無念の引退となったが、種牡馬としてもサンデー後継として大いに活躍。サブジェクトやエフティマイア、ドリームパスポートら2?3歳戦の重賞勝ち馬を輩出しており、コイウタ、エイジアンウインズと2年連続GI・ヴィクトリアマイルの勝ち馬を出しているのも印象的だ。母ジンジャーブレッドフィースト(その父ハンセル)の繁殖成績はここまでいまひとつだが、父サンデー×母父ミスタープロスペクター系の血統からはアドマイヤメインやグレイトジャーニーなど3歳戦での活躍馬も出ており、改めて注目したい。 「今週ゲート試験を受けさせるつもりで、臨戦態勢は整いつつあるかな。1回函館でデビューさせる予定で、ウチの三浦皇成が手綱を取りますよ」と、早期デビューを陣営は明言している。  函館の開幕シリーズといえば騎手、競走馬ともに有力どころが揃うことで知られる“激戦区”。そこに敢えて送りだすだけに、人馬両方に対する陣営の期待の高さが伺えるところ。初戦から勝ち負けを見込んでいる様子だ。

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