おしらせ
東海S/叩かれて上昇 サンライズバッカス
栗東 坂路 稍 54.5-39.4-25.8-13.1 一杯 川崎記念を挫石によるハ行で取消、そして連覇を狙っていたフェブラリーSも蹄の不安が解消せず回避と勝ち負け十分にあった大レースふたつ、無念のスルーとなったサンライズバッカス。復帰戦のアンタレスSを叩かれ気配は上々、中京開幕週のダートGII・東海Sに出走する。 その前走アンタレスSでは道中12番手から直線の猛追ぶりが光った。レースは道中2番手で進んだワンダースピードが勝利した前残りの展開。しかし、メンバー最速3F35秒5の末脚を繰り出し3着に食い込むあたりはさすがにGI馬といったところ。 「痛みも早めにひいて、帰厩してからは順調だね。前走は正直、もう1?2本速い時計がほしいところだったけど、それであの脚。いかに強いかってことですよ。この中間はビッシリやれて、仕上がってきたね」と、陣営はひと叩きされての上積みに大きく手ごたえを感じている。 1週前追い、21日の最終追いと時計こそ目立たないものの併せられた相手にきっちり先着。攻め駆けしないこの馬にしては出色の動きで、陣営が胸を張るとおり十分な仕上がりぶりを見せた。 「いや、いい動きだったね。先週より今週の方が良かったかな。気性が荒いとこなんかは相変わらずだけどね。東京2100mでも頑張れてる馬なんで、小回りの中京なら2300mでも心配ないと思うよ」と、追い切りに跨った佐藤哲騎手は満足げな表情を見せていた。 脚元、調子ともにまったく問題ない本馬。唯一の懸念といえるのはダート2000m以上のレースで【0.1.3.2】と勝ちきれていない距離面への不安か。しかしその6戦すべてはGI級レース。初距離となる2300mといえども、格的に考えればここはあっさりこなしきっておかしくない。久々のコンビとなる、鞍上佐藤哲騎手の手綱に注目だ。