おしらせ
ヴィクトリアM/あの快走を再び! 復活へのシナリオは整った
栗東 CW 重 65.0-51.2-38.5-12.0 強め 牝馬として64ぶりのダービー制覇という快挙を成し遂げたウオッカ。あの栄光から1年が経ち、周囲が抱く期待とは裏腹に、その後は勝ち星に見放される日々が続いている。そんな女帝が見せた前走ドバイでの力走に、誰もが復活という2文字を頭に浮かべたはずだ。 ただ、ドバイ遠征の代償は馬体細化として表れ、デビュー以来初めて放牧に出されることになった。このことについて角居師は 「初の海外遠征はさすがに堪えたみたいですね。帰厩後は順調そのものですし、放牧に出したことで精神面でのいい休養になりました」と納得の表情を浮かべる。 注目の最終追い切りは、コンビを組む武豊騎手を背にCウッドでの角居流3頭併せ。インセンティブガイ(古馬オープン)、デマントイドリバー(1000万下)を相手に、ラスト1ハロンで鞍上に追われると、12秒0というタイム以上に鋭い反応を見せ先着を果たした。 追い切り直後の武騎手は 「帰国後初めて跨りましたが、感触はさすがですし、馬体も気になりませんでした」状態や相手云々ではなく、ウオッカ自身の走りさえすれば結果は自ずとついてくる。武騎手からは、そんな自信が満ち溢れていた。