おしらせ
日本ダービー/厩舎の思いを乗せて クリスタルウイング
美浦 坂路 良 53.6-39.1-25.4-12.4 馬なり ダービーの前哨戦となる青葉賞では、先行策から渋太く脚を伸ばし2着に食い込んだクリスタルウイング。“半姉トゥザヴィクトリー・半兄サイレントディール”といった重賞ウィナーを持つ良血が、日本競馬の祭典を前に本格化の兆しを見せている。 今朝の追い切りは、午前5時30分の開門直後に姿を現し、内田博騎手を背に坂路入り。1本目は4ハロン71秒0とウォーミングアップ程度に坂路を駆け上がる。2本目に僚馬キングアーサー(古馬1600万下)、ミレニアムウイング(古馬1000万下)と3頭で併せられると、気合乗りが一変。両側から終始プレッシャーをかけられながらも、古馬相手にひるむことなく堂々の走りを見せ併入に持ち込んだ。 「先週の時点で体はでき上がっていたので、今週は精神面での強化を狙い古馬相手に3頭併せの追い切りをしました。中間の調整も順調でしたし、いい状態で本番を迎えることができそうです」と本馬を管理する藤沢和師は自信を見せる。 リーディングトレーナ13回、GI21勝と輝かしい成績を誇る藤沢和師だが、以外にも牡馬クラシックはいまだ未勝利。過去にシンボリクリスエス、ゼンノロブロイでダービー2着と、あと一歩で日本ダービーの栄光を掴みそこねた同師が、クリスタルウイングに全ての思いを託す。