安田記念／完全復調！キストゥへヴン

美浦　ポリ　良　 81.8-65.8-51.4-37.8-11.8　一杯 　前走の京王杯ＳＣでは惜しくも２着、一時期のスランプを完全に脱したキストゥへヴンが最終追い切りで軽快な動きを披露した。南ポリトラックコースを単走で６ハロン標識からスタート。直線では目一杯に追われ、ラスト１ハロンは11秒8の好時計をマークした。中２週のローテーションで、これだけハードにやれるのは好材料。大一番に向けて仕上がりは万全のようだ。 「ここにきてようやく古馬らしくなり、精神的にも大人になった。カイ食いが旺盛でレース後の回復も早くなった。だから、これだけきっちり攻め馬を消化できるんです」と陣営は馬の成長と調子の良さを強烈にアピール。そして、続けざまに 「距離が伸びるのは間違いなくプラス。外国馬は強力だが、前走で一線級相手のメドは立てているし、まず恥ずかしくない競馬ができる」と自信満々に語ってくれた。 　一昨年の桜花賞から勝ち星は遠ざかっているが、いま体調は絶好調。スズカフェニックスに先着した前走の内容も高く評価でき、能力的にも十分に戦えることを証明した。道中、うまく脚をタメて最後の直線を迎えられれば、決め手では見劣らないキストゥへヴンにも勝機は回ってきそうだ。