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おしらせ

日本ダービー/3度目の制覇へ マツクニ流スパルタ調教

混戦だからこそ、厩舎、ジョッキーの経験が問われるのが、ダービーというレースでもある。

ブラックシェル 栗東 CW 良 51.6-38.3-26.0-13.7 一杯 モンテクリスエス 栗東 CW 良 51.4-38.1-25.9-13.6 一杯  松山康師と並び、現役最多のダービー2勝トレーナー・松田国師が、タニノギムレット、キングカメハメハに続く3度目の優勝を目指し、ブラックシェルとモンテクリスエスの2頭を送り込む。 「一杯の追い切りができないような馬では、ダービーは勝てない。ラスト1Fが11秒後半や12秒台ではダメ。前半から気合いを入れて、ラスト1Fが13秒ぐらいかかるぐらい、お釣りを残さない調教をするつもりです」 と、最終追い切り前に話していた松田国師。注目の最終追い切りは、坂路で軽く1本流したあと、2頭での併せ馬という形が採られた。  ブラックシェルが先にスタートすると、0秒1差ほどの間隔でモンテクリスエスが続く。 先に仕掛けたのはブラックシェル。終始モンテクリスエスをリードしていたが、ラスト1Fでモンテが闘争心を全面に押しだし交わす。しかし、ブラックシェルも負けてはいない。いっぱいになったモンテが内によれる素振りを見せると、グイッと脚を伸ばし併入に持ち込んだ。全体時計も優秀。最後はさすがに時計がかかったが、どちらも道中を12秒前半のラップで飛ばしていたため仕方がないところ。師が予告した通りの時計をマークし、スパルタ調教で東上の準備を終えた。  武豊騎手は「ハードに追ってほしいとの指示。馬体も締まってきましたね」とデキには満足そう。福永騎手も「一発狙えるぐらいのデキです」と、笑顔を見せた。混戦といわれる牡馬クラシック戦線だけに、最も怖いのは“ダービーの勝ち方を知っている”調教師・騎手の手腕。攻めに攻めた2頭での、ワンツーフィニッシュもありえるのではないか。

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