【地方競馬】明日15日、船橋競馬場でDG競走・ダイオライト記念　4歳馬ペイシャエスが重賞3勝目に挑む

3月15日、船橋競馬場でダートグレード競走・ダイオライト記念が開催される。スタミナとタフさが要求される船橋ダ2400mが舞台とあって、アブクマポーロ、フリオーソ、スマートファルコンなどダート競馬を彩った名馬が歴代の勝ち馬に名を連ねる伝統の重賞だ。1着賞金は4000万円。枠順、発走時刻は以下の通り。

■船橋11R・ダイオライト記念（JpnII、ダ2400m）　20時05分発走

1枠1番　グロリアムンディ　（牡5、栗東・大久保）川田

2枠2番　テリオスベル　　　（牝6、美浦・田島）　江田照

3枠3番　セイカメテオポリス（牡5、大井・渡邉和）矢野貴
3枠4番　サンビュート　　　（セ6、大井・福田真）笹川翼

4枠5番　メイショウフンジン（牡5、栗東・西園正）酒井
4枠6番　キャッスルトップ　（牡5、船橋・渋谷信）仲野光

5枠7番　マンガン　　　　　（牡6、船橋・石井勝）山崎誠
5枠8番　アナザートゥルース（セ9、船橋・佐藤裕）森泰斗

6枠9番　ペイシャエス　　　（牡4、美浦・小西）　戸崎
6枠10番 エルデュクラージュ（セ9、船橋・川島一）本田正

7枠11番 フォルベルール　　（牡5、川崎・久保秀）和田譲
7枠12番 ミスティネイル　　（牝7、笠松・伊藤勝）松本剛

8枠13番 ミューチャリー　　（牡7、船橋・矢野義）御神本
8枠14番 ハナウタマジリ　　（牝5、笠松・伊藤勝）藤原幹

ペイシャエス（牡4、美浦・小西）はユニコーンS、名古屋GPと重賞2勝。また昨年のJBCクラシックでもテーオーケインズ、クラウンプライドに次ぐ3着と好走しており、早い時期から一線級と互角以上に戦えることを示してきた。前走の川崎記念では初めての川崎コースに戸惑ったのか7着と崩れてしまったが、巻き返しのチャンスは十分。南関東をよく知る戸崎騎手を背に仕切り直しの一戦に臨む。

グロリアムンディ（牡5、栗東・大久保）は芝で弾け切れない成績が続いていたが、ダートに転向するとそこから一気の4連勝。続くアンタレスSでも斤量差があったとはいえ、あのオメガパフュームに半馬身差まで追いすがった内容は評価すべき。予定していた東京大賞典をアクシデントで回避したため、今回はチャンピオンズC以来の実戦に。仕上がりがポイントになるが能力はここでもヒケを取らない。実力馬の復活に期待する手はあるだろう。

2連勝中の個性派メイショウフンジン（牡5、栗東・西園正）も参戦。何と言っても粘り腰が武器の同馬。自分のリズムで先行できれば、直線タレそうなところから二枚腰、三枚腰を発揮する。このコースで求められるタフネスという点では折り紙付き。ここも先行策から驚異の粘りを見せてくれるはずだ。

タフさならテリオスベル（牝6、美浦・田島）も負けていない。昨年3月以降コンスタントにレースに使われてきた同馬。今年も既にダートグレードの舞台で3戦を消化し、いずれも掲示板を外さない走りを見せている。ここでもレースを先導する形が想定される。積極的なレース運びで牡馬を打ち負かせるか。

地元船橋からは5頭が参戦。実績ナンバーワンの存在は一昨年のJBCクラシックを制したミューチャリー（牡7、船橋・矢野義）だ。そのJBCクラシック以降やや精彩を欠いているきらいもあるが、まだまだ見限れない存在。立て直された効果に期待したい。

アナザートゥルース（セ9、船橋・佐藤裕）は2020年のこのレース覇者。今年船橋に転厩してきたが、チバテレ盃2着、報知グランプリC2着と安定感ある走りを見せている。考えてもみれば一昨年のチャンピオンズCで3着という実績の持ち主。半兄サウンドトゥルーが11歳まで現役を続け、重賞でもバリバリ走っていたことを考えれば、弟もまだまだ衰えるには早いはず。ここでも侮れない一頭だ。

エルデュクラージュ（セ9、船橋・川島一）は昨年の川崎記念2着馬。一昨年のダイオライト記念でも2着の実績があり、ダートの長丁場で結果を残してきた。前がやりあって例年以上にスタミナが要求される展開になれば、台頭の余地がありそうだ。

（Text:Inoue）

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