おしらせ
万全を期し函館デビュー/サトノエンペラー
6日の福島でデビュー予定だったサトノエンペラー(牡・父シンボリクリスエス×母スーア、藤沢和)が、矛先を函館に変え、13日の1800m戦を目指し調整が積まれている。調整の遅れともいわれているが、今週末の雨で福島の馬場が荒れそうなことから、函館を選択したともとれる。 ご存じフラワーCを制し、桜花賞でも3着に食い込んだソーマジックの全弟にあたるが、もともと藤沢和師はソーマジックにも注目しており、この血統はサトノエンペラーだけでなく、現1歳も来年入ってくる予定。これは藤沢和師の思い入れも相当だろう。同厩ワールドカルティエとの併せ馬でも素軽い動きを見せている。 「姉とは違い父シンボリクリスエスが濃く出ている」と師が話していることからも、1800mでデビューさせ中距離路線→クラシックへと歩ませたいのではないか。だがこの時期の姉よりも数段仕上がりが早く、馬体のバランスに秀で、柔らかみも兼ね備えている。 函館にスライドしたことで、鞍上も横山典騎手を確保。トップステーブルがクラシック制覇の実現へ向け、まずは良いスタートを切りたいところだ。