おしらせ
悲願のタイトル獲りへ!キンシャサノキセキ/函館スプリントS
函館 ダート 良 51.2-36.8-11.8 一杯 前走・GI高松宮記念では結果ファイングレインの急襲に屈したものの、早め抜け出す王道の競馬で2着と強さを見せた。素質の高さは誰もが認めるキンシャサノキセキが初重賞制覇を目指し、函館スプリントSに出走する。 京王杯SCや安田記念などマイル寄りの戦線には目もくれず休養。ここを目標に早くから函館入りしている。 「ここまでは順調すぎるぐらい。序盤折り合って、追われたらビビッと反応してくれる。滞在にも順応しているし、力を出せる仕上がりだね」と、橋本助手は函館滞在での順調さを強調。そして「とにかくひとつ重賞で勝たせてあげたい。ここがチャンス」と、悲願達成へ大きく意気込んでいた。 最終追いはテン乗りで本馬をGI連対に導き、ここでも引き続き手綱を取る岩田康誠騎手が跨った。ダートコースで6馬身ほど先行する僚馬を追走すると、インに潜って並ぶ間もなく4馬身先着と絶好調ぶりをアピールだ。 「息も上がってないし仕上がりには何の心配もない。この距離ならかかる不安もなく、流れにさえ乗れれば突き抜けると思う」と、岩田騎手からは勝利宣言も飛び出した。 「この芝はやってみないと何ともいえない」と、陣営は慎重な構えも見せる。しかし過去2週、函館開催における傾向を見ると速め時計での決着も目立っており、スピードタイプの本馬でも能力を発揮できる余地は十二分にありそう。 堀厩舎が管理する南半球産馬で岩田騎手が騎乗となると、宝塚記念で2番人気と支持されながら故障発生、12着に惨敗したロックドゥカンブが否応にも思い起こされる。深手を負い、競走馬生活続行か否かの岐路に立たされている“後輩”のためにも、ここでいい結果を残したい。