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おしらせ

名匠と名手が認める大器/ウインバンディエラ

 ミスターシービー、ウイナーズサークルと2頭のダービー馬を手がけた関東の名匠・松山康久調教師。今年管理する2歳馬のなかではウインバンディエラ(牡)の評価がもっとも高い。  父は評判の新種牡馬、キングカメハメハ。母サンフラワーガールには競走成績こそないが、繁殖に上がってからはウインスペンサー(中央2勝)、ダンツキッスイ(アーリントンC勝ち)と続けて勝ちあがり馬を出している。なお00年のすみれS勝ち、同年日本ダービー3着のアタラクシアは母の半兄だ。    育成牧場の潮来・ミッドウェイファームでしっかり成長を促され、5月14日に美浦トレセン入りしてからも順調に乗り込まれてきた。 「(調教に跨った)中舘ジョッキーからは、雰囲気があってしっかりした馬、との報告を聞いています。駐立やスタートもすぐに覚えちゃいますね」 と、松山師は本馬の素質とセンスの高さに目を細めて語る。福島開催2週目のデビューを目標にトレーニングを進められてきたが、軽いソエが出たためいったん無念の回避となった。大器ゆえに「少しでもソエがあるようなら使わない」との名匠による判断だ。 「ウインバンディエラにはすごく手応えを感じていた。でもソエがちょっと出てしまったようで、大事をとってデビューは新潟に。本当にスピードのある馬だから、週末の馬場が荒れそうな福島よりも、かえって新潟のほうが良いかな」と、調教パートナーでもあり新馬戦に跨る予定だった中舘騎手は、悔しさを滲ませつつも新潟デビューへ前向きなコメントを残している。    幸いソエはすぐに治まり、さっそく乗り込みは再開されている。新潟開幕、もしくは2週目でのデビューへ向け視界は良好。キングカメハメハ産駒初勝利はスガノメダリストに譲ってしまったが、兄ダンツキッスイ同様“父への初重賞勝ちプレゼント”の可能性はまだ残っている。 ウインバンディエラに調教で競馬を教え込み、新馬戦でもパートナーを務める名手・中舘英二騎手のブログ「“逃”稿日記」は好評更新中です!

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