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セレクトセール2008がいよいよ開幕!!

 北海道苫小牧にあるノーザンファームでは、今年で11回目を数えるセレクトセール2008が本日から3日間(?16日)開催され、今日14日は1歳馬のセリが行われた。  この日、一番の賑わいを見せたのはGIを2勝しているクロフネの半弟、ブルーアヴェニューの2007(父・アグネスタキオン)が落札された時。 “アドマイヤ”の冠でおなじみの近藤利一氏が2億4,500万で競り落とすと、場内のボルテージは最高潮に達した。 「スタッフと話しあったのだが、この馬に関しては満場一致で手に入れようということになった。身のこなしも柔らかいし、今日の目玉になるのは間違いないと思っていた。3億円ぐらいじゃないかと想定していたので、結構安かったかな」と、予想以上の“お買い物”に笑みを見せながら近藤氏はコメント。ちなみに、アグネスタキオン産駒にとっては初の2億円超えとなり、同産駒最高額を記録した。    2位は00年のオークス馬シルクプリマドンナの2007で、1位のブルーアヴェニューの2007に続いて、アグネスタキオン産駒が、この日の落札価格ワンツーを飾った。6400万円で落札したのは、オーストラリアの生産牧場であるPatinack Farm。残念ながら外国人馬主のため日本でのデビューの可能性は極めて低いが、ヨーロッパで走らせるというプランもあり、日本のオークス馬の子供が、海外でどんな走りをするのか非常に楽しみなところだ。    3位はフランスのGIで2着があるアイルドフランスの2007。来日してから年数が浅く、これといった実績はまだないが、半姉にセレクトセール出身のダイヤモンドビコーがいる同馬の子供だけに、(有)ローズヒルによって落札された5,800万の価格も納得なところだ。    牝馬で最高額となったのは、エアパスカルの全妹ラフィカの2007(父・フレンチデピュティ)を“トーセン”の冠でおなじみの島川隆哉氏が5,500万円で、続いて2位はフリオーソの全妹であるファーザーの2007を、将来的な繁殖牝馬になる期待を込めてかノーザンファームが5,000万円で落札した。  本日は計151頭(12頭が欠場)が上場され、総売上23億4,760万円、平均価格2,236万円、売却率69.5%と、いずれも前年に比べてダウンした。しかし、景気低迷の影響である程度の売上げ減少が予測された今回に限っては想定の範囲内といえ、億を越える高額馬が1頭しか出なかった状況を考えると、平均して売り値は上々で、なかなか盛況なセールだったといえよう。    2日目の明日からは当歳馬のセリが行われ、明日には早速ディープインパクトの初年度産駒となるビワハイジの2008(牡)や、ウオッカの全妹・タニノシスターの2008(牝、父タニノギムレット)などがスタンバイ。目が離せないセレクトセール2008はまだまだ続く。

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