おしらせ
夏は俺の季節!ヴィータローザ/七夕賞
栗東 坂路 良 強め 54.2-38.9-25.5-12.9 ラジオたんぱ賞(現在のラジオNIKKEI賞)勝ちがあり、この時期の福島は好相性。ベテラン馬ヴィータローザが06年の中山金杯以来となる重賞制覇を狙い、七夕賞に出走する。 8歳を迎えてからの近2走、京都記念そして大阪城Sはいずれも2ケタ着順に終わった。 「今年に入っての2走は負けすぎ。さすがに年齢的なものがあるかな」と、管理する橋口師は慎重な口ぶりながら「仕上がりは万全で、休み明けだけど力を出せる状態にある」と、中間調整の順調さには、手応えを感じている様子だ。 注目の最終追いは坂路で1000万下条件の同厩アイアンキングと併せ馬を敢行。テンでゆったり目に進んだため4F54秒2は平凡だが、余力を残しつつもスパーリングパートナーにきっちり首差先着してみせたあたりは好調の証といっていいだろう。 「気を抜かず、最後まで抜かせなかったのは良かった。いい動きだったね」と、鎌田助手も上々の評価を下す。 小倉記念2着、2年連続新潟記念3着など夏場の実績は十分。陣営も「この時期は走るからね」と、人気落ちでの一発に意気込んでいる。ラジオたんぱ賞、セントライト記念と重賞連勝を飾ったときと同じ蛯名騎手が手綱を取るのも心強い材料だ。 5月の金鯱賞。ヴィータローザと同じ牝系から生まれた、いわゆる“薔薇一族”の一員ローゼンクロイツが故障発生、予後不良となってしまった。無念の死を遂げた2歳年下の甥っこに、手向けの勝利を届けたい。