おしらせ
妹に続け!福島で重賞制覇!!マイネルキッツ/七夕賞
美浦 坂路 良 強め 51.2-37.2-12.3 「こっちの方が手薄だっていうから、当初の予定だった巴賞を変更したのに、ちょっと評価が低すぎるんじゃないの?」よっぽど自信があるのだろうか、週の初め国枝師は想定表を眺めながらマスコミ陣へと不満をぶつけた。 しかし、前評判が低いことはハンデ戦の場合は優位に働く。そんなマイネルキッツに課された斤量は54キロ。1600万下を57キロで快勝し、56キロのエプソムカップで0.2秒差の5着に入った事実を踏まえると、このハンデは恵まれたといっても良い。 9日の追い切りでも、同師の自信を裏付けるように豪快な動きを披露。坂路4F69.0秒で乗られた後の2本目、クーヴェルチュール(4歳OP)を1馬身先導する形で追い切られ、仕掛け気味に迫る遼馬に詰め寄られたものの、持ったまま最後はグイとひと伸びする勝負強さを見せつけ先着した。 「やればもっと動く馬だけどこれで十分だよ。ひと叩きされたことで力が抜けてきたのは良い材料だ」と、周りの評価が上昇しているのを感じ取ってか、同師も終始上機嫌だった。 ここ6走、1着と5着を繰り返している本馬。順番でいくと今回は1着の番なのだが、そんな法則を持ち出さないまでも、力で1着をもぎ取っても不思議でない条件が揃っている。妹のマイネカンナ(08年福島牝馬S制覇)に続いて、兄弟揃って福島の重賞ウイナーになれる確率は決して低くはない。