おしらせ
妹に託されたクラシックの夢/ティフィン
昨年のオークスをローブデコルテで制し、クラシック初制覇を成し遂げた松元厩舎。今年は、ファリダットがNHKマイルCで5着に入るなど、毎年コンスタントに活躍馬を送り出している。現2歳世代の管理馬は、まだ勝ち星を挙げていないが、来年のクラシック戦線を賑わせてくれそうな有力馬が、今週デビューを迎える。 父トワイニング、母エラティス、母父エルグランセニョールという血統のティフィン(牝)だ。半兄は昨年の菊花賞で2着のアルナスライン(父アドマイヤベガ)。父はトワイニングに変わったが、先日、産駒のバイラオーラが新馬勝ちするなど、血の勢いも見逃せない。 兄は540キロを超える雄大な馬体の持ち主だが、妹は430キロ前後と華奢な体つき。しかし「ケイ古を積んでもカイ食いがいいから、馬体は増えているよ」と、青木助手が話すように、入厩後も体は大きくなっている。先週の追い切りは、函館のWコースで僚馬ラヴェリータ(牝2歳)と併せ馬。ゴール前仕掛けられて、ラスト1F13秒2(5F67秒5)をマークし、すでに出走態勢を整えている。 「追うごとに前向きな姿勢を見せており、動きも良くなっているね。乗り込み量も十分ですよ」と、青木助手は手応えをつかんでいる。兄が成し得なかったクラシック制覇の夢を掴むことが出来るか。20日函館4R芝1200m、藤岡佑騎手とのコンビで出走予定だ。 【本日配信予定の「POGメルマガ」では、ティフィンも出走を予定している、今週の新馬戦・出走想定馬を紹介します。お楽しみに!】