Ｋトップガンの末脚が炸裂する!!／函館記念

函館　Ｗ　不良　強め　64.0-50.2-37.4-12.6 　函館記念が２度目の重賞挑戦となるキングトップガンは、ダートの大沼Ｓをステップレースに選んだ。当初は巴賞を使う予定だったが「それだと中１週になるからね。あまり脚元が丈夫じゃないし、間隔をあければ疲れが抜けるから」と、寺井助手は異例のローテーションを説明してくれた。 　最終追い切りはレースでも騎乗する安藤勝騎手を背に、ナムラハーン（３歳１０００万下）と併せ馬。３馬身後方から追走し、徐々に差を詰めて直線で仕掛けると、鋭い反応を見せ外から豪快に１馬身先着した。 「テンが速かったからタイム（５Ｆ６４秒０）が出たね。いい動きを見せてくれたし、ずっと状態は安定しているよ」と、安藤勝騎手。「いかにも函館の力の要る馬場が合いそうなタイプだね。ここも終いを活かす競馬で末脚を引き出したい」と重賞制覇に意欲を見せた。 　３?４歳時はダートを中心に使われてきたが「今なら芝のほうがいいよ。前々走の目黒記念でもそれほど差のない６着だったしね。ここなら十分やれると思う」と、寺井助手も期待十分の口ぶり。末脚勝負の馬だけに小回りコースへの対応が鍵を握るが、直線一気に突き抜けたその時、秋の大レースへの展望が開けてくるだろう。