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セレクトセール3日目 総括

 北海道苫小牧にあるノーザンファームで、14日から開催されていたセレクトセール2008が本日最終日を迎え、昨日に引き続き当歳馬のセリが行われた。  今日も最高額を記録したのはディープインパクトの初年度産駒だった。半兄にファイングレインをもつミルグレインの2008の落札価格は1億円ジャストで、セリ落としたのは、昨日ビワハイジの2008を2億2,000万で落札している島川隆哉氏。鹿毛の筋肉質な馬体は購買者達の目を惹き、当歳ながら強烈な存在感をアピール。このまま順調に成長していけば非常に楽しみな1頭になるだろう。  第2位は近藤利一氏が9,200万で落札したシルクプリマドンナの2008(父・ディープインパクト)。一昨日の1歳馬セリでも本馬の2007(父・アグネスタキオン)が6,400万で落札されたが、オークス馬としての人気の高さを改めて見せつけた形となった。  第3位は惜しくも今春に急死したアドマイヤキッスの半弟キッスパシオンの2008(父・ディープインパクト)。金子真人ホールディングス(株)は、父馬のオーナーとして知られているが、今回のセレクトセールにおいて、ディープインパクト産駒の中では、最高額となる9,000万円で落札した。    この日、牝馬で最高額となったのは、フェアリードールの娘であるビーポジティブの2008(父・クロフネ)の8,000万円。母の全姉はトゥザヴィクトリー。トゥザヴィクトリーの2008(牡)が同じく今日のセールで同額の8,000万という価格で落札されただけに、本馬の評価はかなり高かったようだ。  3日目は計149頭(欠場馬7頭を除く)が上場され、総売上28億6,750万円、平均価格2,926万円、落札率65.8%と、2日目に比べ全てダウンした。3日間全体の売り上げでも総額96億8,660万と前年より約20億円減少しており、オイル高騰による不況の風は、北の大地でも吹き続けたのだろうか。

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