おしらせ
スパインが直線を駆け抜ける!!/アイビスSD
美浦 坂路 稍重 強め 51.2-36.7-23.6-11.5 昇級初戦となった前走のCBC賞で16着に敗れたスパイン。キャリア33戦の6歳馬が、過去に挑戦した重賞は前走を含め3度。そのいずれも2ケタ着順に沈んでいる。実績だけを考えれば、厳しいように見えるが、今回は直線競馬。これまで2戦して1勝2着1回と、抜群の相性を誇る舞台だ。 CBC賞の前から、ここを今シーズンの最大目標にしてきたスパイン。「とにかくこの馬にピッタリの条件だね。直線競馬は、コーナーで息を入れることが出来ない特殊なコース。スピードや力だけでは絶対に通用しないけど、この馬にとっては走り方が合うんだ」と、堀井師は適性面の高さを強調する。 追い切りはレースにも騎乗する石神騎手が跨り、坂路で単走。抜群の手応えで馬なりのまま徐々にピッチを上げ、ラストも余力十分に1F11秒5の切れ味を見せた。1週前も好時計を出しており、申し分のない仕上がりといっていい。 「今はとにかく具合がいいよ。以前は、使うとガクッとくることが多かったけど、最近は回復が早いからね。至って順調だよ。1週前の追い切りの動きも良かったし、自信を持って送り出せるね」と、堀井師は強気の姿勢を見せている。 鞍上には引き続き石神騎手を起用。堀井師は、機会に恵まれない若手騎手も積極的に登用している。「上位の騎手も下位の騎手も、力量的にはそんなに差はないからね。こういうチャンスをぜひ掴んでほしい」と、このレースをきっかけに飛躍を遂げてほしいと願っている。人馬ともに先頭で直線を駆け抜けたとき、きっと輝かしい未来が待っているに違いない。