おしらせ
戸田厩舎の素質馬発掘!/ホワイトデイズ&ジャストルーラー
今年6月、厩舎エース格への成長が期待されていた現3歳世代のアサクサダンディが腫瘍によって急逝という悲しい出来事のあった美浦・戸田厩舎。その悲しみと悔しさを払拭することができるか!? 同厩舎で管理されている有力2歳馬を2頭、ここで紹介してみたい。 まずは父クロフネのホワイトデイズ(牝)から。母シンシンパッション(その父ヘクタープロテクター)からの活躍馬はここまで出ていない。しかし、希代の名牝ビクトリアクラウンから連なる牝系でサンデーサイレンス、スペシャルウィーク、クロフネと続けて良血種牡馬が付けられており、生産関係者の期待は高い。 トレセン入りしてからは併せ馬中心にケイ古を積み、実戦感覚を養っている。今週の追い切りではウッドコースで5F69秒3。終いこそ一息入り伸び切れなかったが、力強いフットワークは素質の高さを感じさせるものがある。 「500キロを越す大型馬で、とても作りはしっかりしているね。牝馬とは思えないほど、パワーとスピードを兼備した馬だよ」 と、陣営関係者の評価は高い。 2頭目はジャストルーラー(牡)。父は新種牡馬のキングカメハメハ、母フウレイカ(その父サンデーサイレンス)は現役時中央2勝、BMSとしてのサンデーの底力に期待がかかる配合といえる。 「まだ速い時計は出してないが、なんとも雄大な馬体と、柔らかい脚さばきが目に付くね。大物感がありますよ。ゲート試験はさっと合格、その後も順調です。追われてビッと反応する馬だから、実戦向きかもね」 と、こちらにも大きく期待するコメントが陣営からは聞かれている。 2頭ともに明確なデビュー予定日は決まっていないが、調教の順調さから3回新潟開催後半あたりでのお披露目が濃厚か。アサクサダンディはGI・NHKマイルCを目前にしながら病に冒され回避、前途を絶たれた。この2頭、先輩の無念を晴らすべく大舞台への進出叶うか? 戸田師の手腕に注目したい。