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おしらせ

ブリンカー着用で軽快 逃走レガーロ/函館記念

函館 W 稍重 強め 66.4-51.2-37.9-12.4  前走、降級戦の洞爺湖特別(1000万下)を難なくクリアしてきたメイショウレガーロの勢いがいい。その前走はプラス12キロと、馬体をキッチリ立て直しての出走だった。 「2クラス下がって1000万下なら地力が違うでしょう」  レース前にそう陣営が語っていたレースは、道中2番手から直線で抜け出すと後続の追撃を寄せ付けない快勝。もともと3歳時は京成杯でサンツェッペリンの2着、皐月賞で5着、年明けの中山金杯では軽快な逃げ脚でコンマ3秒差の3着と、重賞でも差のないレースをしており、秘めたポテンシャルは当然1000万条件レベルに収まるものではない。  その能力を全開にできなかった要因は気難しい性格。前走でも抜け出してから多少アタマを上げる仕草を見せていたように、不振時は途中でレースを止めてしまうこともあった。  それもあって、今週の追い切りでは前走の手綱を取ったホワイト騎手(函館記念では小林徹騎手が騎乗)の進言もありブリンカーを着用。その追い切りではコースを66秒4、終い1ハロン12秒4というマズマズのタイムで駆け抜けた。 「ブリンカーを着けたことで少しアタマの低い走りになった。うん、いいフォームで走っていたよ」  小島太師はブリンカー効果をこう解説。「それでもまだうるさいところを見せるけどね」と半信半疑のコメントを続けたものの、本番でも着用するあたり、十分手応えを感じている様子が見て取れる。  2歳の夏には札幌で2戦1勝、2着1回。そして前走の函館と、洋芝も滞在競馬も合う。 54キロのハンデは、あわやの逃げ粘りを思い起こされる中山金杯と同じ。小島太厩舎の300勝、メモリアルVをプレゼントした本馬が厩舎に3年半ぶりの重賞勝利をもたらす時が、刻一刻と迫っている。

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