おしらせ
連勝の勢いに乗って重賞初Vなるか!?/関屋記念
栗東 DW 良 馬なり 84.5-68.0-53.5-39.5-12.3 フサイチアウステルは現在OP特別を連勝中だが、前々走は16番人気、前走は6番人気の逃げ切り勝ちだったために、“展開に恵まれただけ”や“相手が油断しただけのフロック勝ち”という厳しい評価を下すメディアは少なくない。しかし、フサイチアウステルのレースを見ると決してその評価が正しいとは一概には言えないのである。 休み明け2走目となった都大路Sは逃げ切りとはいえ、道中は常に他馬に競り掛けられる苦しい展開。直線に入っても一度はトップを譲りながら差し返すという、類まれな勝負根性を見せつけての勝利だった。そして前走は自らペースを作る形となったが、ついて来た馬がバテたように(最下位入線)、この馬本来が持っている優れた心肺能力をフルに活かしての勝利。共に勝ち方に強さが滲みでている感じだ。 6日の追い切りはDウッドを併せ馬で行われ、テンから気合いが乗っておりシャープな動きを披露。数字以上に馬体も大きく見せているしデキは絶好調だ。管理する池江寿師も、 「コーナーで息を抜くところがあるので、カーブが2つの新潟マイルは非常に楽しみ」と、重賞初制覇に向けて期待度はマックスと言ったところ。 馬名にもある“アウステル”は、古代神話に出てくる南風の神の名前。阪神、京都で連勝した本馬が、北陸の地でも神風を吹かそうと虎視眈々と逃げ切りを狙っている。