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おしらせ

負けられない戦い マルカシェンク/関屋記念

文句のない仕上がりのマルカシェンク

栗東 DW 良 強め 86.0-68.5-53.8-39.7-11.9  ダービー卿CT以来、約4カ月ぶりのレースとなるマルカシェンク。その前走は1番人気に支持されたが8着に敗れた。しかし「スタートでつまずいて、その時に右トモの内側に外傷を負ってしまった。さらに、アブミも外れていてまともに走れませんでした」と、瀬戸口助手が話すように敗因は明らか。そんなアクシデントがあったにもかかわらず、メンバー最速の上がり3F33秒6を計時し、勝ち馬に0秒5差まで詰め寄った。スムーズに力を発揮すれば、今回の相手なら能力上位の存在だ。  ここに向けての調整は順調に進んだ。外傷のため前走後は一度放牧に出し7月3日に帰厩。傷はすでに完治して、ゲート練習も2回ほど行うなど調整に余念はない。中間のケイ古もここ3週CWコースで俊敏な動きを見せ、併せ馬で常に先着を果たすなど、中身の濃い調整。最終追い切りはDWコースで福永騎手を背に単走で行い、全くの馬なりでラスト1F11秒9を楽に計時。余力を残した文句のない仕上がりだ。 「終い重点の指示で、反応は上々ですね。3週前に乗った時、すでに仕上がっている印象でしたが、スタッフがそこからさらに仕上げてくれています」と、福永騎手は手応えを感じている様子。河内師も「先週もやっているし、終い重点は予定通り。11秒台の時計が出ているし、いい反応だったね」と、満足げな表情を見せた。  デビューから新馬→デイリー杯2歳S→京都2歳Sと3連勝を飾り、骨折明けのダービーも4着に入った素質馬。その後伸び悩んだ時期もあったが、11カ月ぶりの休養明けで挑んだ今年1月のニューイヤーSで2年2カ月ぶりの勝利を手にしたシェンク。陣営も自信を取り戻し「GI路線を歩むために、ここは賞金を加算しておきたい」(河内師)と、秋をにらんでの新潟参戦だ。  福永騎手は昨年9月のシリウスS以来重賞制覇から遠ざかっており、現在中央重賞59連敗中。しかし、この関屋記念は3年前のサイドワインダー、昨年のカンパニーで制しており相性のいいレースだ。自身の不名誉な連敗記録を止めるため、河内師に初重賞をプレゼントするため、そしてマルカシェンクの飛躍の秋につなげるため、是が非でもこの舞台は突破したいところだ。

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