いざ巻き返しへ タスカータソルテが軽快な動きを披露／札幌記念

函館　Ｗ　重　一杯 65.7-50.9-36.8-12.2 　休み明けの函館記念は７着と敗れたタスカータソルテだが、レースの１０日前に入厩と、いささか急仕上げ気味に加え、レースでは４コーナーで他馬と接触する不利。それでも勝ち馬とは０秒４差。重賞２勝を挙げている実績馬が得意の中距離で巻き返してもおかしくはない。 　千田騎手（レースでは横山典騎手）が騎乗した最終追い切りでは、札幌のウッドコースでサウスエンピリカル（３歳５００万下）を追走。直線で内に入ると併走馬を１馬身半突き放してフィニッシュ。気合も乗っており、函館記念時とは明らかに気配が違って見えた。 　追い切りを見守った田中助手も「直線で抜け出すと気を抜くところがある馬だけれど、今日はしまいまでしっかりしていた。帰厩後、１０日で使った函館記念に比べれば順調に調整できているからね。まだまだ成長の余地も残している馬だけどチャンスはあるはずだよ」と、手応えを感じている様子。 　いざ巻き返しへ、そして再びＧＩの舞台へ。３歳時はクラシック路線を歩んだ厩舎期待のタスカータソルテが北の大地で秋の飛躍を誓う。