おしらせ
老雄がそろそろ…スピニングノアール/北九州記念
栗東 DW 良 一杯 72.4-56.1-41.1-12.2 約1年8カ月の間、勝ち星から遠ざかっているスピニングノアールだが、7歳の夏を迎えても元気いっぱい。「年齢的に成長度という意味では見られなくなってきたけど、走りにムラがなくなってきましたからね」と長浜師が言うように、年老いても鋭い末脚は健在だ。 前走の函館SSは出遅れ、さらに直線で前が壁になる不利があったにもかかわらず差のない6着(0秒7差)。2走前のCBC賞ではメンバー最速タイの上がり(33秒6)で2着に食い込んでいる。展開次第では突き抜ける可能性十分だ。 普段は木曜追いの本馬だが、暑さと長距離輸送を考慮して、今回は水曜に追い切られた。DWコースでテンからゆっくりと入り、直線仕掛けられて終いを伸ばすいつものパターン。4F56秒1、ラスト1F12秒2をマークし、いい状態をキープしている。 「終い重点のいつもの追い切り。もともとそんなに動く馬じゃないけど、いい感じで上がってこれましたね。時々、頭を上げることがあるけど、今日は最後までしっかりとハミを取っていました」と、中川助手も好感触の様子だった。 函館遠征後のレースで体調面を懸念する声があるも、長浜師は「帰ってきてからゆっくりできたし、状態はいいですよ。小回りの軽い馬場が合うタイプだし、小倉はいいんじゃないかな」と全く意に介さない様子。北九州記念は3年連続の出走となり、過去2年は結果を残せていないものの、そろそろ…の予感も漂う老雄。先週重賞制覇で波に乗る福永騎手で一発をもくろむ。