おしらせ
変わり身見せた!ペプチドハリケーン
2回札幌初日のダート1700m戦でデビュー予定のマルブツワーキング(牡、栗東・中尾厩舎)を先日紹介したが、栗東・境直厩舎のペプチドハリケーン(牡)も同じレースでデビューを予定している一頭。マルブツとは毎回のように札幌コースで併せ馬をこなしている、スパーリングパートナー的存在だ。 父はチーフベアハートで、マイネルレコルト(朝日杯FS勝ち)やナムラマース(札幌2歳S勝ち)など早期から活躍するタイプの産駒が出ている。母ドリームスピカは中央4勝のマジックボンバーが代表的な産駒。 3日の追い切りではマルブツワーキング、そして先にデビューした(新馬戦で2着)マイネルプロートスと3頭併せを敢行。入線こそ3頭併入だったものの脚色は相手に対して終始余裕があり、大きなストライドでまっすぐな走りが目に付いた。 「お兄さんのマジックボンバーとはちょっと違って、追ってバテないタイプなのでダートの中距離が合いそうですよ。ここまでまだ目立つ時計は出ていませんが、先週(3日)の併せ馬から馬がガラッと良くなっています。最終追いでどんな走りをするか。ある程度の時計が出るようなら初戦から楽しみは持てますね」 と、小川助手は急上昇ムードに期待を込めて語ってくれた。 そして迎えた今日10日の最終追いは、札幌ダートコースで例によってマルブツワーキングと併せ馬。互いに一杯に叩かれたが、直線伸びて1馬身先着を果たした。5F71秒4?1F12秒3と時計も上々。小川助手が予告したとおりの変わり身ぶりで、出撃態勢はいよいよ整ったか。 札幌は姉、兄ともに勝ち星をマークしているコースだけに、注目したい一頭だ。