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前哨戦では負けられない! ファンイングレイン/セントウルS

春秋短距離王狙い、ファイングレインが始動!

■前哨戦では負けられない! ファンイングレイン 栗東 DW 良 65.8-51.2-38.5-12.1 一杯  鮮やかな末脚で高松宮記念を制したファイングレインが、真のスプリント王者を目指しセントウルSから始動する。先を見据えての仕上げだけに、陣営によれば「8割のデキ」とのことだが、GIホースの風格漂う同馬の優位は揺るがない。  今週の追い切りは、本番でもコンビを組む幸騎手を背にDウッドでの単走追い。テンはゆったりと入り、5F過ぎから徐々にペースを上げ、終いはビッシリと追われる。5ヶ月半ぶりのレースになるとはいえ、ラスト1F12秒1とまずまずの動きを披露した。  手綱を取った幸騎手は 「先週も乗っていい感じだったけど、今朝の動きからも力は出せる状態に仕上がったと思う。休み明けになるけど負けられない馬だし、内容のあるレースでスプリンターズSに向かいたい」と、確かな手応えを口にする  スプリント路線に転向後、一気の3連勝で頂点まで登り詰めたファイングレイン。1200m戦に至っては未だ負け知らずで、その潜在能力は計り知れない。調子自体は完調とはいえないが、GI馬の意地に懸けても負けられないレースとなる。 ■万全の態勢とはまさにこのことだ! カノヤザクラ 栗東 坂路 良 50.5-37.9-26.1-13.7 一杯  セントウルSに勝てば“サマースプリント”チャンプが見えてくるカノヤザクラ。それだけに、陣営は今週の追い切りで意欲的なメニューを敢行した。 ハロー明け直後に坂路に登場すると、テンから12秒台のラップを刻み飛ばしに飛ばす。さすがに、ラスト1Fは13秒7と少し脚は鈍ったが、それでも全体時計の50秒5はかなり速い。  まさに万全の態勢でレースに臨む同馬に対し、橋口師は 「テンで飛ばしていったぶん、終いの時計はかかってしまったけど、動き自体に申し分はないね」と、満足の表情を浮かべる。続けて、北九州記念を回避したことについて質問すると 「減った体も戻っているし、今回はベストの体重で出走できると思う。強い相手はいるが、この馬の力を出し切れれば、自然と結果はついてくる」と自信を見せる。  現時点での最大目標は、“サマースプリント”のタイトル奪取だが、セントウルSで勝利を収めることができれば、スプリンターズS制覇も現実のものになってくる。夏競馬で飛躍を遂げたカノヤザクラが、さらなる高みを目指して、強豪相手に真っ向勝負を挑む。 ■巻き返す秋の陣!スズカが舞う 栗東 坂路 良 G前追う 52.4-計不-25.4-12.6  昨年の高松宮記念の覇者スズカフェニックスが2つ目のGIタイトルを目指し、セントウルSから始動する。連覇を目指した今年の高松宮記念は、スタートでつまずいたことが響き3着、その後京王杯SC、安田記念ともに追い込み届かず敗れ、春は未勝利に終わった。  夏は放牧でリフレッシュ、7月31日に函館競馬場に入り時計を出し始めると、8月31日に栗東へ帰厩。「去年はインフルエンザの影響があったけど、それよりもずっといい感じてきています。ケイ古もスムーズにいっているし順調ですね」と橋口師が話すように、中間の調整過程は万全だ。  10日の最終追い切りは坂路で上がり重点の内容。外ラチ沿いを一気に駆け抜け、時計の出にくい馬場にもかかわらず4F52秒4、ラスト1F12秒6をマーク。道中はゆったりと走っているが、GI馬らしい威圧感を漂わせ、急仕上げだった昨秋と異なり文句なしの動きだ。  調教に騎乗した中内田助手は「今朝の坂路はラスト1Fがものすごく重い。それでこの時計ですから、さすがですね。いい反応を見せてくれました。函館で乗り込んできたので息も体もできています。秋はしっかり結果を残したいですね」と手応えをつかんでいた。  今回はファイングレインも参戦し、新旧の高松宮記念馬が前哨戦で早くも激突。「目標はあくまでもGI。ここはそれに向けてのステップですが、いい感じに臨めそうです。勝ってGIに行きたいですね」と橋田師はライバルに対し受けて立つ構え。先輩GI馬の貫禄を見せ、スプリンターズSへ向け弾みをつけたいところだ。 ■人馬ともにサマーシリーズVへ!!マルカフェニックス 栗東 坂路 良 一杯 51.1-37.6-計不-12.4 「デビュー前からずっと出たいと思っていましたからね。勝ち星で出場できれば一番いいんですが、現状ではちょっと厳しい。今年はチャンスですしね」と語るのは池添騎手。現在、サマージョッキーズシリーズで首位に立つ池添騎手は、最終戦となるセントウルSで1位をキープできれば、暮れの阪神で開催されるワールド・スーパー・ジョッキーズシリーズ(WSJS)に出場できる。今回、マルカフェニックスとのコンビで、逃げ切りを図るつもりだ。  そのマルカフェニックスもスプリントシリーズVの可能性を残している1頭。今回1着になることしか優勝の可能性がないため条件は厳しいものだが、池添騎手は「前走(北九州記念2着)は、状態が戻ってきている途中の段階でした。まだ良くなると思うし、馬力があるので阪神の坂も問題ないですね」と期待のコメントを口にした。  最終追い切りは坂路で単走。前半からスムーズに折り合い、軽快なピッチで駆け上がると、ラストは鋭い切れ味を披露した。ハロー掛け直後の走りやすい馬場だったとはいえ、4F51秒1の好時計をマーク。万全の仕上がりでレースに臨めそうだ。 「最後をしっかりと追ってほしいという指示でした。力のいる馬場を気にすることもなく、脚を伸ばしてくれましたね。いいデキだと思います」と追い切りに跨った池添騎手。「ここまで他の馬も頑張ってくれましたからね。何としても1位を獲りたいです。自力で決められれば一番いいね」と、人馬ともにVを思い描いている。

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