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おしらせ

オークス馬に輝く未来の花束を!!/ローズS

迫力満点で駆け抜けるトールポピー

栗東 CW 良 直強め 68.1-52.5-38.6-11.9     “オークス馬が3ヶ月ぶりにターフに戻ってくる” 本来ならば全国の競馬ファンから熱い視線を注がれるはずのトールポピーだが、彼女に向けられている眼差しの数は、2歳女王そしてオークス馬という輝かしい実績に比べては少々物足りない気がする。  その理由は、多くを語らなくても気づく人も多くいるだろうが、前走のオークスの勝ち方に問題があった。直線で前が壁になった本馬は継続的に内側に斜行、決してスマートとはいえない泥臭いレースっぷりで勝利をもぎとったのだ(降着にはならなかったが危険行為とみなされ池添騎手は2日間の騎乗停止)。そして同騎手がインタビューで開口一番謝罪をし、頭を下げたことにより、勝ったにも関わらず彼女の立場はますます微妙なものへと変わっていった。 ヒール役を演じることを命じられた樫の女王…。 そんなトールポピーの最終追い切りが18日にCWコース3頭併せで行われた。道中はテンションが上がることなくスムーズに追走。手ごたえよく4コーナーを回ると、直線では先行する両馬の内側に進路を取り、ラスト1ハロン満を持して鞍上がゴーサインを出すと、鋭く反応し迫力満点の末脚をゴール前で披露した。追い切りでも跨った池添騎手も 「うるさくならないように心掛けて乗ったけど、追い出してからの伸びはさすがGIホースと呼べるものだった」と満足げにコメントを残した。  周囲の雑音を封じ込めるには完璧な勝利が不可欠。まるで、そのことを馬が理解しているかのように、ゴール前全力で走りぬけた今日のトールポピー。もちろんレース本番でも“彼女の本気”から目が離せない。

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