大物感ある持ち込み馬／レッドボルサリーノ

　育成されたノーザンファームでその大物感が高く評価された持ち込み馬レッドボルサリーノ（牡、栗東・音無厩舎）が今週末にデビューを控えている。 　父は米ＧI・ＢＣジュヴェナイル（ダ1700ｍ）勝ちがあり、０２年米２歳牡馬チャンピオンのヴィンディケーション。日本での産駒走り始めとなった３歳世代は大きな活躍を見せていないものの、７頭登録のある現２歳世代ではヒシアカデミーとダノンフーバフーバが強い勝ちあがりを見せている。母シシーダルザスは米のＧIデルマーオークス馬（芝1800ｍ）という血統。 「トモがまだまだしっかりしていないので、坂路の時計が出てこないけど、馬場での身のこなしは悪くない。能力は確実にあるし、先々も楽しみ」 と、管理する音無師は将来性に期待を込めている様子だ。 　ダート・芝どちらの活躍も見込めそうな血統だが、まずは芝1600ｍ戦（１０月４日　阪神競馬場）でメイクデビューを果たす。鞍上には川田騎手が予定されているとのことだ。