おしらせ
トーセンキャプテンが金星狙う!!/毎日王冠
栗東 CW 稍重 馬なり 68.2-53.0-39.2-12.4 ウオッカが横綱なら、こちらはまだまだ平幕の身か。トーセンキャプテンが“同部屋”の同級生から虎視眈々と金星を狙って出陣する。 デビューから3連勝でアーリントンC(GIII)を制した素質の持ち主。故障でクラシックを棒に振り、復帰後も勝ちきれないレースが続いていたが、前走の函館記念(GIII)で久々の美酒を味わった。 その後札幌記念を左前脚不安で回避。その影響を不安視する声もあるが「逆にいい休養になった」と、角居師は意に介していない。「あくまでも実戦タイプですからね。レースに行けば必ずいい脚を使ってくれるし、特に心配していません」と、ここでも力を発揮できると判断している。 最終追い切りはいつものように“角居流”の3頭併せ。CWコースで京都大賞典に出走予定のデルタブルースとポップロックの胸を借りて行なわれた。先行する外のデルタブルースを楽な手応えで追いかけると、すぐに並びかけ、直線で内から脚を伸ばしてきたポップロックの追撃をクビ差振り切ってゴール。伸び脚は力強く順調な仕上がりを見せた。 騎乗した池添騎手は「ゴールを過ぎてから追いましたが、反応は良かったですね。この中間に2回ケイ古をつけましたが、乗るたびに良くなっています。息遣いもいいし、初戦からいい競馬をしたいですね」と、力が入っている。 ウオッカに注目が集まっているが「こちらも飛躍を期待している1頭。今後に向けて賞金を加算したいですね」と、前川助手は上位入線に期待を寄せる。“2頭出しの人気薄”とはよく言われる格言だが、他馬に決してヒケを取らない実力のトーセンキャプテンなら、一泡吹かせるチャンスは十分だ。