Ｔアランが混戦抜け出す！ジュピタは９着…／京都大賞典

　１２日、京都競馬場で行なわれた第４３回京都大賞典（ＧII）は４番人気のトーホウアラン（牡５、栗東・藤原英厩舎）がゴール前の混戦を制し、重賞３勝目をマークした。勝ちタイムは２分２６秒９。半馬身差の２着に６番人気のアドマイヤモナーク、さらにアタマ差の３着に７番人気のアイポッパーが入った。 　レースはマンハッタンスカイが逃げる展開で、予想通りスローな流れ。トーホウアランは中団やや後ろから、終始内目の位置取りで競馬を進めた。一団のまま直線に向くと、マンハッタンスカイを目掛けて最内からアイポッパーが襲い掛かる。そのまま押し切る勢いだったが、その２頭の間を割ってトーホウアランが抜け出し、後方から追い込んだアドマイヤモナークの追撃を退けて１着に飛び込んだ。 　１番人気に支持されたアルナスラインは、後方からレースを進めたが直線伸びず。春の天皇賞馬アドマイヤジュピタは、馬体重１４キロ減の影響もあったのか、見せ場なく９着に敗れた。 　鞍上の鮫島騎手は今年の阪神牝馬Ｓ（エイジアンウインズ）以来の重賞制覇で通算３勝目。管理する藤原英調教師は今年の札幌記念（タスカータソルテ）以来の重賞勝ちで通算１７勝目（今年５勝目）となった。 　配当は馬連5,830円、馬単11,450円、３連複16,340円、３連単114,270円。上位人気馬が馬券対象から外れたため、少頭数のレースだったが高配当の結果となった。 ※結果・配当は主催者発行のものと照合してください。