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真打ち登場!Aジュピタが王道を歩む/京都大賞典

栗東 坂路 良 一杯 (ラップ)15.2-14.2-計不-計不  古馬中長距離界の真打ちがいよいよ登場する。春の天皇賞馬アドマイヤジュピタが、思い出の地・京都を秋の始動戦に選んだ。  先日メイショウサムソンが無念の10着に敗れた凱旋門賞。ジュピタもその舞台に立つ予定だった。しかし、夏の放牧中で右前脚にザ石を発症し断念。海外で羽ばたく夢をかなえられず、国内のGI戦線に目標を切り替え立て直してきた。  一頓挫があり、周囲には不安の声が広がっている。そんな声を打ち消すかのように、友道師は力強くこう話す「症状は軽かったので、2?3日程度の休養ですぐに乗り始めることができました。凱旋門賞参戦を決めるまでは秋は国内で、と思っていましたから元の路線に戻っただけ。特に問題ないですよ」  放牧先のノーザンファームでは毎週のように時計を出し、9月19日に帰厩後も坂路で順調にメニューをこなした。「もう少し時間があったほうがよかったという思いはありますが、栗東に戻ってからも変化なくきているし、秋初戦としてはいい感じですよ」と同師の顔は自信の表情に満ち溢れている。  9日の最終追い切りは坂路で僚馬ストラディヴァリオ(古馬1600万下)を3馬身追いかけるかたちでスタート。テンからゆっくりと入り、先に仕掛けると直線に向いたところで馬体をピタリと並びかける。そこからゴールまでお互い追い比べ。最後は格の違いを見せつけ半馬身ほど先着を果たした。  終いの伸び、追われてからの反応は上々で、動きを見守った友道師も「力のいる馬場だったし、時計が出るタイプでもない。天皇賞時と比べると八分程度の仕上がりですね。でも、同じ休養明けだった日経新春杯(4着)の時と比べるといい感じです。久々でも力を出せるタイプ」と手応えはつかんでいる様子だ。  この秋は天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念と古馬GIの王道路線を歩む予定。「ジャパンカップをピークに持っていきたい」と師が話すように、先を見越して余裕を持たせた仕上げには違いないが、八分のデキでも勝ってしまうのが王者の証。国内最強を誇示するべく、ジュピタの新たな戦いが幕を開ける。

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