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先週の新馬戦回顧

 先週、日曜京都3Rの新馬戦ではアドマイヤコブラ(牡、栗東・松田博厩舎)が単勝1.8倍の1番人気に応え、デビュー勝ちを収めました。  アドマイヤムーンの半弟という良血で、昨年のセレクトセール1歳部門においても2億5000万円の値がついた馬。そのため、今年度のPOGでも屈指の人気馬でした。『馬券ブレイクPOG』での指名人気馬ランキングでも、現時点で1056名が指名しており、2位タクティクスに250票以上の差をつけてトップとなっています。  戦前の高い評価から、ブッちぎるシーンまで期待していたファンもいたことでしょう。その期待ほどとはいかず、最後に2着ローレルレガリスが脚色良くコンマ2秒差まで詰めてきましたが、勝ち方としては危なげないもの。一度使われてからの上積みも見込めそうですし、今後は上のクラス、あるいは芝での走りにも期待してよさそうです。  勝ち方ということで目を惹いたのが、日曜東京3Rを快勝したサクラルーラー(牡、美浦・小島太厩舎)。1000m通過が66秒4というスローペースを好位で折り合い、直線で仕掛けられると、柴田善騎手が後ろの手応えを確認しながら、余裕の抜け出し。最後までほとんど追われるところなく、着差以上の完勝でした。  サクラルーラーは新種牡馬サクラプレジデント産駒。同産駒ではすでにサクラインプルーブが勝ち上がっていますが、これが同産駒の新馬戦初勝利となりました。芝1800mのレースで強い勝ち方をしたことからも、この先の可能性が広がりますし、同馬の牝系はサクラチトセオー、サクラキャンドルなどを出している「サクラ」の名門牝系。今後の成長を見届けたいと思います。  残念だったのが、『馬券ブレイクPOG』でタレントの嶋大輔さんが指名し、クラブ馬主でも1口所有しているブルーデライト(牝、栗東・服部厩舎)。武豊騎手が騎乗し、単勝1.7倍の1番人気に推されていましたが、勝ち馬の瞬発力には敵わず3着でした。ただ、アグネスタキオン産駒ということで、本質的にはもう少し長い距離の方が、良さが活きそうなので、今後距離を延ばした時の巻き返しに期待したいところです。

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