おしらせ
栗東滞在組がまた上位へ!ジャック&ナイン/菊花賞
スマイルジャック 栗東 CW 良 強め 82.4-66.5-51.5-37.6-11.6 ベンチャーナイン 栗東 CW 良 強め 83.4-67.2-52.7-38.5-11.7 2頭出しのブラックエンブレムとプロヴィナージュが秋華賞で1着、3着。美浦・小島茂厩舎の“栗東滞在”馬が1000万馬券も飛び出す大波乱を巻き起こしたのは記憶に新しいところ。そして、今週菊花賞にも同じキーワード「栗東滞在の2頭」で挑む関東厩舎が存在する。日本ダービー2着のスマイルジャック、そしてトライアル神戸新聞杯で4着のベンチャーナイン。美浦・小桧山厩舎が狙うは、2頭まとめての表彰台進出だ。 前走神戸新聞杯ではイレ込みがキツく、まさかの9着に終わったのがスマイルジャック。 「放牧明けのレースは初経験で、力みがあった。前走後から栗東に入厩したんだけど、最初うるさかったのが徐々に落ち着いてきたね。ケイ古もいい感じで消化できています」 と、芝崎助手は栗東滞在中の順調さを強調する。 最終追いはCWコースでの単走。終い1Fは11秒6と鋭い伸び脚を見せ、態勢十分なところをアピールした。どうしても折り合いに懸念が残るが、引っかかって9着に終わった皐月賞からダービー2着へと巻き返し経験のある本馬。ひと叩きされて臨むここでも大きく前進する可能性は十分だ。昨年のアサクサキングス含め、過去10年でダービー2着馬は菊花賞で【3.0.1.4】と心強いデータも後押しする。 「ピリッとしない」(陣営)状態で挑んだ神戸新聞杯で4着と健闘したのが小桧山勢のもう一騎、ベンチャーナインだ。 「賞金のこともあって春は使い詰め、ダービーでは思うような結果が出なかった。夏にしっかりリフレッシュできたのが良かったみたいですね」 と、前走好走の要因を芝崎助手は語ってくれた。 ベンチャーナインも最終追いは栗東CWコースで単走。終い重点に追われて1F11秒7と僚馬スマイルジャックに負けず劣らぬ仕上がりの良さを見せた。追い込み一辺倒の脚質だが「前が競り合うならチャンス」と、陣営は虎視眈々と上位の座を狙っている。 「ベースは作ったので続いてほしい」と小島茂厩舎サイドから陣営にエールのメールが届いたとのこと。小桧山勢がここで上位進出を果せば、関東馬の栗東滞在が今後大きなトレンドとなっていく可能性もある。