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おしらせ

厩舎の勢いに乗ってオディールが羽ばたく/秋華賞

1度叩いて上昇気配を示し鋭い動きを見せたオディール

栗東 坂路 重 G前追う 54.9-39.8-26.2-13.5  オディールの春は不完全燃焼に終わった。チューリップ賞3着から挑んだ桜花賞は、追い切りの動きが軽く、末脚不発に終わり大敗。オークスは直線で不利を受け、力を出し切れずに5着と敗れた。しかし全9戦中、桜花賞を除く8戦はすべて掲示板を確保。世代上位の安定した末脚を発揮し、巻き返しの秋を密かに目論んでいる。  秋はローズSから始動し4着。上位3頭からは離されてしまったが、休み明けで10キロの馬体増と、余裕残しの仕上がりだったのも事実。「動きが良くなかったので4着も想定内」と、安藤勝騎手も話すように、あくまで叩き台の一戦だった。一度使ったことで明らかに上昇気配を示し、追い切りの動きも鋭さが増してきた。  16日の最終追い切りは坂路で僚馬ローザブランカ(3歳1000万下)と併せ馬。半馬身ほど追いかけるかたちでスタートし、中間地点から徐々にペースアップすると、残り1F付近からスパート。最後は手綱を抑える余裕を見せ、頭差先着してゴールした。 「けさは馬場が悪すぎたね。前回と比較したかったけど…。少しモタついたのは馬場のせいなのかな」と、安藤勝騎手は愛馬の実力を知るからこそ慎重な構え。だが「息の入りも良く、状態はすごくいいですよ」と、橋口師は万全の態勢をアピールしていた。  この秋はスリープレスナイトでスプリンターズSを制した橋口厩舎。1つ年下の“妹分”も同じクロフネ産駒ということもあって、何か縁を感じずにはいられない。この勢いに乗って、オディールもGIを手にする可能性は十分だ。

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