おしらせ
注目の新馬を勝ったのはアンライバルド
先週日曜、注目を集めた京都6Rの2歳新馬戦。POGでも人気の高い馬が何頭かいたが、レースを振り返る前に、人気の高かった馬について、馬券ブレイクPOGでの指名登録者数をご紹介しておこう。 ブエナビスタ 645名(ランキング4位) アンライバルド 199名(ランキング22位) リーチザクラウン 175名(ランキング26位) ダノンイチロー 42名(ランキング外) 勝ったアンライバルドには、直前の金曜、土曜で30名が駆け込みで指名。やはりデビュー直前でのPOG指名登録は結果に繋がりやすいといえる。2、3着の両馬も内容としては悲観するものではなく、指名された方も次走以降に期待が持てるのではないだろうか。 では、レース回顧へ。 1着 アンライバルド 逃げたエイシンビートロンがつくったペースは中距離の新馬戦らしくスロー。5Fの通過タイムは1分4秒5だったが、それを道中4、5番手で折り合っての好位追走。直線は早めに抜け出すかたちとなったものの、上がり3Fは33秒8、1F11秒0では後続も捕まえられない。岩田騎手も「落ち着いて走れたので、距離が延びても大丈夫」とコメント。友道師からも「クラシックを意識して、次走を決めることになると思う」と期待のほどがうかがえた。 2着 リーチザクラウン 道中は7、8番手で中団に構え、上がり3F33秒6で、直線外からいいフットワークで伸びてきたが、勝ち馬には届かず。スローペースの速い上がりの勝負になり、位置取りの差が出てしまった。陣営からも展開面で致し方なしといった感じで、次走に期待するとの声が聞かれた。 3着 ブエナビスタ スタートで出遅れてレースは後方からの競馬。スローペースのさらに後方でやや折り合いが難しかったようだが、最後はいい脚色に見えたリーチザクラウンよりさらに目立った脚で上位2頭に迫った。上がり3Fは33秒5でメンバー最速上がり。2着馬同様に位置取りの差が出てしまった。安藤勝騎手からは「ゲートが合わず、モタモタした走りだったけど、スイッチが入ってからは別馬だった」と能力を高く評価するコメントが聞かれた。 結果としては新馬戦でありがちなスローからの瞬発力勝負となったレースだったが、それでも上位3頭の終いの脚は特筆すべきものがあった。負けはしたもののリーチザクラウンやブエナビスタにはクラスが上がっても勝負できそうな能力がうかがえた。また、上位3頭を別格とすれば、4、5着のスリーロールス、エーシンビートロンもメンバーが変わる次走で好勝負できそう。いずれにしても、このデビュー組は今後も注目しておいたほうがいいだろう。