叩いて上昇！スズカフェニックス／スワンＳ

栗東　坂路　良　一杯　計不-38.1-25.2-12.6 　セントウルＳを叩いて挑んだ、前走スプリンターズＳは直線追い込むも４着。昨年の阪神カップ以来、惜しい競馬が続いているスズカフェニックス。２戦２勝と、得意の京都コースでＧI馬の意地を見せたいところだ。 　スプリンターズＳでは出遅れこそあったが、直線ではさすがにGIタイトル保持者だけあって迫力の伸びを見せた。 「差し切れるまであるかと思ったけど、最後はもうひとつ伸びがなかった。直線の短い中山だから、というのはあるかもしれませんが」 と、橋田調教師は前走を振り返える。続けて 「体調もさらに上向いていますし1400ｍも向いている。直線の長い京都なのもいいですね」 と、ここでの巻き返しを誓った。２戦叩かれて、指揮官の話すとおり調子はさらに上向き。最終追いでは４Ｆ推定５１秒台後半?１Ｆ１２秒６の好時計を出し、反撃態勢は整っているところをアピールした。 　高松宮記念を休み明け４戦目で制したように、叩いて良くなるタイプの本馬。大目標のマイルＣＳを前に、ここも行きがけの駄賃でかっさらっていくに違いない。