おしらせ
いざ勝負! 最高の形で決戦の舞台へ!!ウオッカ/天皇賞・秋
栗東 坂路 良 馬なり 52.2-37.5-24.7-12.5 何度失敗しても最後には笑っている人間がいる一方、たった一度の敗戦で何もかもを失う人間が世の中には存在する。 最高の舞台は、時として最悪の瞬間へと変貌を遂げるのだ。 府中2000m、叩き2走目、そして鞍上には天皇賞10勝の記録を持つ武豊と、ウオッカにとって最高の条件が整い過ぎた今回の舞台。しかし、その分負けられないというプレッシャーは並々ならぬ物があるだろう。 今朝の追い切りでは、武豊騎手が手綱を取って1本。テンの1Fは14秒7とゆっくり入るも、課題である気性面の問題も出さずピタリと折り合いがつきスムーズに走行。その後、徐々にペースを上げて3F目に12秒2の最速ラップを計時すると、しまいは流して12秒5と適度に気合を発散させながら、過剰な運動にならない理想的な追い切りをこなした。 前走が逃げる競馬だったことから不安視されている折り合い面も、気持ちのオンオフができていることを見て取れた今回の追い切りからは心配する必要は全くないだろう。追い切り後の武豊騎手も 「毎日王冠のときよりリラックスしていていい感じ。前走は逃げて最後差されたけど、折り合いさえつけば距離は問題ない。今回の戦術は…楽しみに待っててよ」と余裕綽々のコメントを残した。 同世代最強のライバルにダービー馬の後輩も参戦と、ゾクゾクしながらレースの日を待つウオッカ。 そんな舞台で、最高のアドレナリンを放出しながら、ゴールに劇走する彼女の姿を僕たちは期待している。