史上初、同一年ダービー、天皇賞制覇に挑む！ディープスカイ／天皇賞・秋

栗東　坂路　良　馬なり 53.5-38.5-25.1-12.7 　毎日杯で重賞初制覇を達成するとそこから一気の３連勝でキングカメハメハ以来２頭目となるＮＨＫマイルＣ、ダービーの変則二冠を達成したディープスカイ。初勝利に６戦を要しただけに鬼門とも思われた休み明けの神戸新聞杯を難なく制し、陣営は菊花賞に向かわず得意の東京コースで行なわれる天皇賞・秋に目標を定めた。 　２９日の追い切りは、主戦の四位騎手に導かれ坂路で４Ｆ５３秒５をマークした。タイム自体は目立つものではないが、終始馬なりで余力を残してのものだけにまったく問題ない。見守った昆師は「春の二冠でより強かったのはＮＨＫマイルの方。この馬のベストはマイル?２０００だと思ってるから、今回は少々不利があったとしても跳ね返す自信がある。叩いて期待通りにガラッと変わってくれたし、必要なところに筋肉もしっかりついた」と、自信満々。 今年のクラシック戦線の勝ち馬がすべて違ったように、今年の３歳馬はレベルが低いといわれているが、変則二冠を達成したこの馬だけは別格の存在といえる。古馬相手でも東京ならやれると判断して挑むだけに、善戦以上の結果を期待したいところだ。