おしらせ
ポップ&キャプテンも侮るなかれ!!/天皇賞・秋
ポップロック 栗東 CW 良 馬なり 68.1-53.6-40.0-12.1 トーセンキャプテン 栗東 CW 良 強め 69.7-54.0-39.8-12.1 ダービー馬ウオッカを送り出す角居厩舎。僚馬の陰に隠れているが、ポップロックとトーセンキャプテンの2頭も、盾制覇を虎視眈々と狙っている。 秋の始動戦は京都大賞典を選んだポップロック。その前走は先団からレースを進めるも、直線伸びず7着に敗れた。「休み明けということもあって、少しピリッとしないところがありました。気合、迫力とも不足していましたね」と、平間助手が話すように、完調手前の状態で出走。しかし、勝ち馬から0.3秒差しか離されておらず、衰えを感じさせるものではなかった。 29日の最終追い切りは、栗東に駆けつけた内田博騎手を背にCWコースで3頭併せを敢行。僚馬のトーセンキャプテン、リバティーフロー(2歳新馬)を1秒以上追いかけるかたちでスタートし、徐々に差を詰めて4コーナーで最内に入ると、直線は3頭で併走に。そのままゴールを迎えたが、ラストまで十分な手応えを残し、一度叩かれた上積みを感じさせる動きを披露した。 内田博騎手は「フットワークが良くなりましたね。ヨーイドンの展開になると厳しいけど、馬のリズムに逆らわず、気分よく走らせて直線に向けば楽しみですよ」と、見通しを明らかにすると、平間助手も「ウチの大黒柱ですからね。ぜひ復活してほしい」と、願いを込めていた。 一方、函館記念の覇者トーセンキャプテンは、前記の3頭併せで大外を回って併入。毎日王冠(9着)を叩かれて、こちらも動きに機敏さを増し、調子が上向いてきている。「前走は距離が短い印象だったので、1F伸びるのはプラス材料。勝負根性のある馬なので、もまれる形が理想ですね」と、前川助手は競り合う展開を希望している。 この秋のGIはスプリンターズS(スリープレスナイト1着、カノヤザクラ7着)、菊花賞(フローテーション2着、ノットアローン18着)の橋口厩舎、秋華賞(ブラックエンブレム1着、プロヴィナージュ3着)の小島茂厩舎と、複数頭出しの厩舎がカギを握りそうな予感。ポップロックに内田博騎手、トーセンキャプテンにはペリエ騎手と名手を配してきたところも勝負気配が匂う。ウオッカだけに注目していると、痛い目に合うかもしれない…。